施工事例
エアコン コンセント
2023/08/31
エアコン専用回路配線
つくばみらい市にてエアコンの専用回路配線、コンセント取り付け工事を行いました。
現在、ルームエアコンの電源には、エアコン専用回路を使用することが推奨されています。
専用回路とは、エアコン1台に対して、コンセントがひとつ、ブレーカーも一つと言うように、エアコンにしか使用しないと言う意味で、「エアコン専用の回路を一つ作りなさい」と言うことです。
お宅の分電盤を見てもらえればわかると思いますが、大きいメインブレーカーと小さいブレーカーが並んでいると思います。この小さいブレーカーは電灯回路やコンセント回路など、家中の電源をいくつかの回路に分けるのに使用します。
普通の足下のコンセントであれば、例えば、部屋に2つコンセントがあるとすると、多くの場合はその2つのコンセントからのびる電線は壁の中で繋がってやがて一本の電線になって小ブレーカーにつながります。
なので、例えば、一個の小ブレーカーを落とすと、一部屋全体の電源が落ち、コンセントも何個か使えなくなるはずです。
しかし、エアコン専用回路であれば、特定のエアコンコンセントが単独で入り切りできますから、エアコン専用回路の小ブレーカーを落とすと、そのエアコンコンセントだけが使えなくなります。
1つの小ブレーカーに対してコンセントが一つだけ、そのコンセントに挿すことができるのはエアコンだけ。
このような電気回路のことをエアコン専用回路と言います。
今は、エアコン業界全体で、「エアコン専用回路必須」みたいな風潮があります。
全てのメーカーが、「エアコンの設置には専用回路を使用してください」と言っていますし、それに準じて、大手家電量販店も専用回路のないエアコン工事は禁止となっています。
ではなぜ、メーカーや大手量販店は専用回路必須だと言うのか?
それは、エアコンが比較的、運転電流値の高い家電だからです。つまり、電気をたくさん使うので、エアコンを蛸足配線みたいな感じで使用することにより、壁の中で電線が熱を持ち、発火したり、コンセントが焼けたりするからです。
電線が発火したりコンセントが焼けることが原因で、実際に火事が起きた事例もたくさんあります。
なので、火事が起こらないように、安全のためにエアコンのような運転電流値の高い家電には、専用回路を設けましょうという理屈があるんです。
よく、マルチタップコンセントなどで蛸足配線をすると、マルチタップの根元がすごく熱くなっている事ってありますよね?あれと同じことがエアコンでも起こります。
なので安全のためにも、専用回路は必要な工事でしょう。