施工事例
アンテナ
2023/10/19
テレビアンテナ新設
つくば市にて地デジアンテナの設置工事を行いました。
地デジアンテナの設置手順は以下の4つの手順になります。
設置手順1.地デジアンテナの設置場所と種類の選定
一つ目の手順は、地デジアンテナの設置場所の選定です。テレビで地デジを視聴するためには、地デジ電波をアンテナで適切に受信しなければなりません。
そのため、視聴可能レベルで地デジ電波を受信できる場所を選定します。主な場所としては、屋根上、外壁、破風板、ベランダなどがあげられますが、屋内まで電波が届いていれば、屋根裏などへの設置も可能です。
設置場所が決まれば、設置可能な地デジアンテナの種類を選びます。現在流通されている地デジアンテナは主にUHFアンテナ(八木式アンテナ)、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの3種類です。
設置手順2.金具類の取り付け
地デジアンテナの設置場所の種類が決まったら、アンテナ本体を取り付けるための土台となる金具類を設置します。
なお、金具類は設置場所や地デジアンテナの種類によって使い分けが必要で、例えば屋根上は屋根馬を、外壁なら壁面取付専用金具を使用します。
また、屋根上の場合は屋根馬の他、アンテナのバランスを保つために、支柱(マスト)と支線を使うのが一般的です。
その他、外壁や破風板に取り付ける場合は、壁面にビス穴をドリルで開ける必要があります。同時にビス穴に雨水が浸水してしまうと外壁の腐敗につながるため、コーキング処理などの加工も必要です。
設置手順3.地デジアンテナの取り付けと位置調節
次に地デジアンテナ本体の取り付けと位置調節です。一般的な方法として、UHFアンテナ、ユニコーンアンテナであれば、支柱に本体を取り付けて、金具に固定し、デザインアンテナであれば直接金具に取り付けます。
そして、地デジ電波をアンテナで適切に受信できるように位置調節を行います。最寄りの電波塔の場所が分かれば、その方角が目安になりますが、スマホのアプリを使えばより正確に調節可能です。
設置手順4.ブースター設置と配線処理
アンテナのみで地デジ電波のレベルを保てない場合は、ブースターとよばれる増幅器の使用が効果的です。
ブースター本体と電源に分かれており、一般的に本体をアンテナ直下や背面、電源を分配器が設置されているコンセントのある屋根裏や天井裏に設置するのが一般的です。
ブースターの設置後は、アンテナケーブルを接続して屋内に引き込みます。万が一、物件が光テレビ仕様になっている等、ケーブルが無い場合は、別途配線工事が必要です。
配線処理が完了し、地デジがテレビで正常に映れば、地デジアンテナ工事の完了です。
テレビアンテナ工事をご自身でDIYするにはリスクが伴います。特に次の危険性は工事を行う前に把握しておかなければ、重大事故に繋がりかねません。
・高所作業による落下のリスク ・アンテナや周辺機器の落下・破損リスク ・テレビが映らないリスク |
基本的にアンテナは足場が不安定な高所に設置することがほとんどで、慣れていない場合は、思わぬ事故の恐れがあります。ご自身の落下事故による大怪我はもちろん、アンテナや部材の落下で隣家に迷惑をかけてしまう場合もあります。
アンテナ工事による事故で備品などが壊れてしまえば、賠償責任問題にも発展する可能性があるでしょう。
もし、下に人がいれば、落下により大怪我を負わせてしまうような、取り返しのつかない事故も考えられます。
また、なんとかアンテナを設置できても、テレビが映らず問題が解決できなければ、その時間は無駄になってしまいます。
場合によっては、費用を抑えることが目的だったDIYも結果的に出費が増えてしまうことも少なくありません。
もし、これらのリスクに少しでもご不安があれば、ぜひ専門業者をご利用ください。